YMO全盛の時代に得た知識を少しは持ち合わせていましたが、自動演奏の環境は確かにその時代とは異なるようでした。

パソコンとコンパクトな箱型の音源が接続され、何やら数字やアルファベットで埋め尽くされたモニタがある。MIDIとの再会です。

ギタリストばかりの職場だったためか入力装置としての鍵盤はありませんでした。
リアルタイムではなく、ステップ毎に数値化して入力している事はなんとなく理解できました。

驚いたのは音の再現性です。
まるで本物の楽器のような音がそこから流れてきます。
もう少し古い時代なら、機械は機械らしい音で演奏してもいい筈でした。
しかしその頃、私の周りの人間のMIDIの使い方は違いました。
機械で如何に本物らしく音を再現するか、その技術が求められていたのです。

その1つに、ハード・ロック・ギター練習用のマイナスワンを作る仕事がありました。
採譜した譜面を基に、本物の音に似せてバッキング・トラックをMIDIで作っていくというものです。
その仕事レベルは恐らく他にはなかった。
採譜力、ギター奏法の探求、再現性はとても高いレベルにあったと思います。
実際にその商品を手にした時、ここの仕事は素晴らしいと素人ながら確信を持ちました。

MIDIと私 その④に続きます。

TOP(MIDI 四方山)
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