1次審査用データと2次審査用データは全く同じに

当初は1次審査用のデータと2次審査用のデータを分けようと考えていましたが止めました。私のデータはHuman Playbackを適用しているため、初めから強弱や抑揚などの要素が盛り込まれています。それらは1次審査に不要なものですが、わざわざ全て取り除くのは返って面倒だと思いました。1次審査は音符が正しく入力されているか否かという採点なので、コントローラーがどのように使われていようと関係ないのです。関係ないので無くても良いのですが、逆にあっても良い。という事で私は1次審査も2次審査も全く同じデータを提出することにしました。

但し1次審査用に特別に注意する点もあります。
音の入力ミスはもちろんNGですが、音が次のノートに重なっているのも減点の対象になります。通常はこのような重なりは起こらない筈ですが、FinaleのHuman Playbackを使うことでこれが発生することを既に知っていました。きっと抑揚を出すため、レガートさを出すためにそのようにデータが書き換えられるのでしょう。これについては解決策も洗い出してありましたので、練習通りに処理していきます。

不要な音の重なりを一括で取り除く

①Logicのピアノロールで適当な場所を右クリックし「重なったリージョン/イベントを選択」という操作をすると、音が重なっている部分が自動で全て洗い出されて選択されます。続けて②そのノート上で右クリックし「選択したノートの重なりをトリム」という操作をしてやると一括で音の重なりが解消されます。※和音を演奏するパートの場合は、その部分を削ってしまわないように注意が必要。

これを全パートで行えば1次審査にも対応できるデータに早変わりという訳なんですね。2次審査だけならちょっとした音の重なりなどそのまま放置でも聴覚上問題ないのですが、1次審査があるのでこの一手間が必要になるわけです。これを全部手動でやるなら考えものですが、幸い手軽な方法を発見できましたので大助かりでした。練習はしておくものですね。

尚、「デュレーションは音符の90%」など完全に規定通り打たなければいけない2級2次試験ではこの方法は全く使えません。1級試験は幸い「ただ重なっていなければいい」それだけのルールなのである意味緩いです。緩い分センスが問われるので一概に「緩い」とは言えないのですが、神経を使わなくていい点では消耗が少なくて大好きな規定です。

※上記とは逆に各デュレーションが短すぎてメロディーに滑らかさが感じられない場合、②の操作の時に「ノートの終了位置から選択したノートまでトリム(レガートを適用)」という操作をしてやると、各音のデュレーションが次の音の直前まで伸びてレガートなニュアンスになります。

概ね5日間で作業完了

本番前の練習で予習してきた通りに作業は順調に進みました。Finaleの譜面入力に2日、Logicに移行後の基本設定と音楽的な編集に2日、見直しと成果物のファイル作成に1日ほど掛けたかと思います。ノート・ミスと音域のチェック以外は抑揚に関することをひたすら繰り返すのみでした。音楽をより良いものにしようと感動が生まれるまで作業を続けたことになります。音楽性の部分に時間と労力を注ぎ込めた要因はやはり練習をしっかりしてきた事だと思います。本番の段階でDAWの操作が分からなかったり、不明な点が出てきてしまうと集中できませんので、そのような苦労を練習の段階で経験しておいて良かったと思います。

そうして出来上がったものをCDに焼いてまず車で聴いてみました。練習の時にも同じように車で聴いたのですが、ヘッドフォンでモニタしていたよりも「迫力がない、思ったよりも良くない、イコライジングしないと良さが出ない」という経験をしていました。何故か分かりませんがスピーカーで聴くと印象がまったく異なることがあるんですよね。音圧なども含めて「感動できるか」の確認が絶対に必要だと思っていました。

本番の成果物を初めて聞いたとき「まずまず良くできている」と思いました。が、何度か聞いているうちに「弱い、迫力がない」と思う所が一か所見つかりましたので帰って再調整しました。また車で聴くと今度は迫力もばっちりでした。実際こういった確認は切りがなく、どこかで終わらせないと永遠に続いてしまいますので、5日目で「感動できたから良し」と潔く完了してしまいました。また気になるところが出て来ると厄介ですので郵送した後は一切MIDI検定の資料には触れませんでした(笑)あとはそれが通用するかどうか、それだけです。お盆休みでチラホラと行事も入っていましたので、当初「10日間で完了できるかな」という心配もありましたが、実際には5日間あれば十分でした。不測の事態も考えられますので7日間程度で完了できる作業スピードを養っておければ十分だと思います。

果たして結果はどうだったのでしょうか。合否の発表は2ヶ月以上先です。
受かっていることを信じて待つだけです(祈)

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そして、遂にその時が。

運命の<合格者受験番号発表>