2級2次試験用を流用

セット・アップ・データは2級2次試験のものをそのまま流用しました。「GM2オン」がうまく送信されているかどうかはLogicでは分からないと思いますので、私の場合は最後にCubaseで確認しています。特にMIDI検定に於いては、MIDIデータを他のソフトで読み込んだ時にどのような挙動になるかなどをあらかじめ自分の環境で確認しておいた方が安心できますのでお勧めです。

パンポットと音量

パンポットに関してはこれまで練習してきた曲と同じように「管弦楽におけるスタンダードな楽器配置」というようなものをネットで調べて定位を決めていきました。但しレンジ(幅)が広すぎると一体感に掛けると感じたので、左右に大きく振ることは止めました。スピーカーで聞く分には違和感なかったかもしれませんが、常にヘッドフォンでモニタしていたので音同士が離れ離れだと聞いていて気持ち悪いです。

一方音量をどうすべきかは全く分かりませんでした。音量は、エクスプレッションやベロシティーを決める上でも重要だと思いますが、そもそもFinaleの段階で細かく考えていませんでした。音量の設定がHuman Playbackに影響を与えるとするとエクスプレッションやベロシティーはどうなるのでしょうか。いずれにしても一番最初に各パートの音量に差を付けることの意味が分からなかったのでしませんでした。大まかに基本はどのパートも「100」、存在感があり過ぎるパートの場合は「80」、この2種類にしました。音量を固定してはじめてエクスプレッションやベロシティーの調整に入れるのかなと思います。逆に言うと、エクスプレッションやベロシティーを調整したあとに音量を変えないことが重要でしょうか。考え始めると意外と難しいです。小さ過ぎず大き過ぎず、どちらの方向へも調整可能な値にしておくしかないですね。なんとなく、最終的に音圧がもっと欲しい場合に、それが出来ないくらい小さくならないように注意することが必要でしょうか。ここは良く分かっていません。

エクスプレッションとベロシティー

練習の段階でFinaleのHuman Playbackで自動生成された抑揚の解釈が、アレンジャーの意図や自分の解釈とややズレている場面があることが分かっていました。先の音量設定に左右されているのでしょうか。詳細はこの時点では不明です。いずれにしても、松葉や強弱記号を譜面のまま入力してもHuman Playbackのアルゴリズムは完璧でなく「ここは弱すぎる」とか「ここは強すぎる」といったニュアンスの違いが生じるのです。

幸いHuman Playbackの適用により、例えばトレモロなどのリアルさを出すための苦労はほぼ必要ありませんでしたので、あとは大まかに「弱すぎる、強すぎる」といった部分の調整をすれば良いわけですが、この演出により高揚感や感動を巻き起こさなければいけませんので、ある意味これが一番大変で、且つ、最もクリエイティブな作業になります。少なくとも自分が聞いて感動できるものに仕上げることが大切ですので、それが起こるまで作業は続きます。何をどう組み合わせれば感動するかはやってみないと分かりませんよね。

この演出の主役はエクスプレッションですが、基本的に自動生成されたエクスプレッションの曲線は細かくはいじりません。もちろん中には根本から曲線を引き直す場面もありましたが、多くの場合は範囲を大きく選択してまとめて上げたり下げたりするだけ。

その操作に伴って(あるいは単独の調整もあり)ベロシティーの調整も必要とされますが、やはりベロシティーも各音の強弱のバランスは既に整っているのでそのバランスを保ったまま全体を強くしたり弱くしたりするやり方にしました。せっかくHuman Playbackが作り出してくれたリアルさ、それを崩すのは勿体ないとの思いです。尚、ベロシティーは、エクスプレッションとは異なり、値により音色そのもののニュアンスが変わってきますのでその点に注意しながら作業することが大切です。例えば、トロンボーンなどは弱い音と強い音では歪み方が全く違いますよね。そこは耳で判断しながら、ベロシティーとエクスプレッションを上げ下げしてバランスと起承転結、高揚感などを演出していきました。と言えHuman Playbackのお陰で大部分は手を入れる必要がないくらい既に仕上がってはいます。

<1次審査と2次審査>