平成30年度 MIDI検定2級2次試験に挑戦(リベンジ)Day.4 番外編「超初心者の悩み」

MIDI検定の実技試験の制作をする中でとても面倒なことをしていました。コントローラーをいくつも連続で挿入する際、ピアノロール上で挿入したい場所にカーソルをマウスで運びその都度前に進めながらコントローラーを挿入していました。例えば16分程度のタイミングで連続挿入していく場合、その長さが1小節間必要であるなら、同じ作業を16回繰り返してコントローラーを並べていました。

とても面倒だなと思いながらも、こうすることで挿入されるコントローラーの位置が均等に整然と音符的にジャストになり編集し易く「すごく進歩した」と思っていました。

不合格となった前回の時には、初めてコントローラーを扱いましたが今よりももっと手順がおぼつかなかった。もちろん練習曲の段階で何回か使ってはいましたが要領が分からなかった。まったく進歩させる間がなく本番に突入したというわけです。

その当時のやり方はこうです。イベントリスト上で、コントローラーを挿入したい場所にカーソルを持っていきコントローラー「+」のボタンを押します。押しますと「ボリューム」というコントローラーが出てきます(CC#7が出てくるのがデフォルトのようで、これを後で手動で1つずつCC#11などに変えてやる訳です、、、凄く面倒な仕様)。連続でコントローラー「+」を押すと同じ位置にいくつも出てきます。そのコントローラーに値を入力していきます。エクスプレッションでクレッシェンドを表現したい場合、段階的に中間値をいくつか打っていきます。例えば16,32,48,54,70〜というように値を入力します。その後でコントローラーを時間的に少しずつずらしていけばクレッシェンドになると考えた訳です。

以前数値入力だけのシーケンスソフトを使っていたからか、頭の中がそんな思考になっていました。今更ながら古臭いです。でも昨年当時はこの考え方しかできなかったです。

そのせいでこんな事を何度も経験しました。そもそもはじめに出したコントローラーの位置が少しずれているということです。間違った位置に出したいくつものコントローラーにもう既に値を入力してしまった場合、それぞれを正しい位置にするために1行ずつ開始位置の数値を手動で入れ直しますと、入れ直した瞬間にそのコントローラーは正しい位置に移動します。returnキーを押した瞬間にそれはどこかに飛んでいってしまったかのように見えます。そもそも正しい位置を数値入力することも出来ない人間でしたので、位置の指定を誤るとコントローラーはとんでもない位置に飛んでいってしまいます。そんな失敗が何度も起こりました。せっかく値を段階的に並べたのに、それを正しい位置にそのままシフトする作業が厄介だったのです。まとめてマウスでドラッグしたかったけど出来ませんでした。コントローラーがどこかへ飛んでいってしまうたびに「また失敗した、どこいった?」とイライラしてまともに編集できませんでした。

そのイライラの中で数値の逆転が起こり気付かずにそのまま提出、減点の対象となってしまったのです(実際に試験で減点されたのはピッチベンドでした)。まずは「コントローラを正しく並べるにはどうしたらいいのか」これが課題だったのです。

それで考えたのが今回の方法でした。もうコントローラーがどこかへ飛んでいってしまうような事はご免でした。まずはコントローラーを正しい位置に並べることが大前提。その上で値を入れていけば、昨年のように並べた位置が崩れる事はないと考えました。数値の逆転には細心の注意を払いました。

今回のやり方でも「面倒だな」とは思いました。思いながらも「昨年よりは10倍進歩した」とも思いました。コントローラが飛んでいってしまう事もなくなり、問題は解決したかに思われました。思われましたが今回は今回でまた別の落とし穴があったのです。

曲のテンポにもよるでしょうがクレッシェンドなどは細かくてもだいたい16分程度のタイミングで強弱の変化を付けていけば滑らかさを表現できるだろうと思っていました。ですから1小節で多くても16回編集すれば良い訳です。ズーム機能を使いその時の気分で見易い大きさに拡大して16分毎にコントローラーを挿入していきました。

しかし完成したデータを見ると、16分だと思っていたものが32分毎に挿入されており、思ったよりも半分の範囲でしか効果が掛かっていなかったのです。ズーム機能で拡大し過ぎていたのでした。伸びている音に対してもっと長い時間に渡り効果を付けなければいけなかったところ、音の長さに対してコントローラーの効果が短すぎる、これを目で確認する行程も漏れていました。ピアノロールとMIDIドローの画面を見れば一目瞭然な筈でしたが。と提出後に気が付いても遅いのです。減点があるかもしれません。これは「心残り編」で書いた内容と重複します。値の逆転はありません、ノートの入力ミスもありませんが、こんなミスもあるのだと思いました。

では一体どうすれば良かったのか、と考えました。反省しながら完成したデータを複製して色々といじってみました。するとMIDIドローの画面で鉛筆ツールを使うとデクレッシェンドやクレッシェンドの曲線を自由に描ける事が分かりました。

これを使うとコントローラーをいくつ挿入しているという意識はありません。イベントリストにコントローラーが勝手に挿入されていきます。それに音に対して何処から何処まで効果がどのくらい掛かっているのか視覚的・直感的に分かります。

そもそもコントローラーは整然と均等に並べる必要はない。むしろ手で描くような人間的なカーブの方がより人間らしい演奏になるだろう。試験では値の範囲だけは指定されているがカーブの曲がり具合などは自由の筈だ。何よりこれは簡単で数秒でできる。何のストレスもない。値の逆転といったミスも起こりにくいし、どんなコントローラーでも使える。なんだ、簡単に出来るんだな(笑)

超初心者の悩み、失敗から学んだ鉛筆ツールでした。誰にも教わらないで1から覚えるってこんな馬鹿げた事の連続なのかもしれないですね。もっと便利に速く操作できるように勉強・研究が欠かせません(苦笑)

最後まで読んで頂きありがとうございました。